今回お伺いしたのは、伊勢崎市内にある、田中屋本店さん。

焼きまんじゅうとは、肉まんの皮みたいな、もっちり食パンみたいな生地を3～5個くらい串刺しにして炭火焼、甘い味噌だれをつけて食べる群馬県民のソウルフードです。

皮の中にあんこがはいっている焼きまんじゅうもありますが、定番はあんこ無し。

こちらのお店、伊勢崎・田中屋本店は柔らかいけど密度の高い、しっかりした歯触りの食感が特徴のようです。

今回は、あんこ入りを注文。早速うちわで炭を扇ぎながら焼いてくれました。

片面焼いてはタレを塗り、裏返してタレを塗り…の繰り返し。すぐ食べる場合は串に刺したまま出してくれますので、アツアツの焼きまんじゅうを竹製フォークで外して頂く上州作法も楽しめます♪

材料はもち米、米麹、小麦粉、塩だけ。とてもシンプルですがどこか懐かしい…昔ながらの製法を守って作られた焼き饅頭。

米麹で膨らましているので酒まんじゅうのようなかすかな酸味と、何度も塗ったみそダレの、しつこくない甘さとのコラボレーションが素晴らしい。

あんこ入り焼きまんじゅうは、生地だけのふんわり感と違って、ぎっしりアンコが詰まってので、1本で食欲が満たされるほどボリュームがあります。

どこか懐かしく、素朴な味の上州名物・焼きまんじゅう。群馬県に行く機会がありましたら、ぜひ食してみることをお勧めします！